業績一覧

主な業績(2024年10月現在)  本村凌二 

単著
•『薄闇のローマ世界:嬰児遺棄と奴隷制』東京大学出版会 1993年(サントリー学芸賞受賞)
•『ポンペイ・グラフィティ』中公新書 1996年
•『ローマ人の愛と性』講談社現代新書 1999年
•『馬の世界史』講談社現代新書 2001年(JRA賞馬事文化賞受賞)
•『優雅でみだらなポンペイ』講談社 2004年
•『多神教と一神教』岩波新書 2005年
•『興亡の世界史04 地中海世界とローマ帝国』講談社 2007年
•『古代ポンペイの日常生活』講談社学術文庫 2010年
•『帝国を魅せる剣闘士』山川出版社 2011年
•『ローマ人に学ぶ』集英社新書 2012年
•『古代ローマとの対話:「歴史感」のすすめ』岩波現代文庫 2012年
•『世界史の叡智 – 勇気、寛容、先見性の51人に学ぶ』中央公論新社 2013年
•『愛欲のローマ史 変貌する社会の底流』講談社学術文庫 2014年
•『世界史の叡智 悪役・名脇役篇 – 辣腕、無私、洞察力の51人に学ぶ』中央公論新社 2014年
•『はじめて読む人のローマ史1200年』祥伝社 2014年
•『ローマ帝国 人物列伝』祥伝社 2016年
•『一冊でまるごとわかるローマ帝国』大和書房 2016年
•『競馬の世界史-サラブレッド誕生から21世紀の凱旋門賞まで』中央公論新社 2016年
•『教養としての「世界史」の読み方』PHP研究所 2016年
•『裕次郎』講談社 2017年
•『興亡の世界史 地中海世界とローマ帝国』講談社 2017年
•『教養としての「ローマ史」の読み方』PHP研究所 2018年
•『独裁の世界史』NHK出版 2020年
•『20の古典で読み解く世界史』PHP研究所 2021年
•『剣闘士-血と汗のローマ社会史』中央公論新社 2021年
•『テルマエと浮世風呂: 古代ローマと大江戸日本の比較史』NHK出版 2022年
•『古代ポンペイの日常生活 「落書き」でよみがえるローマ人』祥伝社 2022年
•『名作映画で読み解く世界史』PHP研究所 2023年
•『教養としての「世界史」の読み方』PHP文庫 2024年
•『地中海世界の歴史1 神々のささやく世界 オリエントの文明』講談社選書メチエ 2024年
•『地中海世界の歴史2 沈黙する神々の帝国 アッシリアとペルシア』講談社選書メチエ 2024年
•『地中海世界の歴史3 白熱する人間たちの都市 エーゲ海とギリシアの文明』講談社選書メチエ 2024年
•『教養としての「ローマ史」の読み方』PHP文庫 2024年
•『地中海世界の歴史4 辺境の王朝と英雄 ヘレニズム文明』講談社選書メチエ 2024年

共著
•『世界の歴史5 ギリシアとローマ』(共著者 桜井万里子)中央公論社 1997年/中公文庫 2010年
•『古代地中海世界の歴史』(共著者 中村るい)放送大学テキスト 2004年
•『地中海世界の歴史』(共著者 高山 博)放送大学テキスト 2009年
•『ローマ帝国と地中海文明を歩く』(共著者 島田 誠、池口 守、 佐藤 昇)講談社 2013年
•『国家の盛衰 3000年の歴史に学ぶ』(共著者 渡部 昇一)祥伝社 2014年
•『英語で読む高校世界史』講談社 2017年
•『「穴場」の喪失』(共著者 マイク・モラスキー)祥伝社 2017年
•『集中講義! ギリシア・ローマ』(共著者 桜井 万里子)筑摩書房 2017年
•『日本の崩壊』(共著者 御厨 貴)祥伝社 2018年
•『衝突と共存の地中海世界 古代から近世まで』(共著者 高山 博)左右社 2020年
•『韓国問題の新常識』(共著者 武藤 正敏、三浦 瑠麗 他)PHP研究所 2020年
•『宗教と不条理 信仰心はなぜ暴走するのか』(共著者 佐藤 優)幻冬舎 2024年

編著
•伊藤貞夫 / 本村凌二『西洋古代史研究入門』東京大学出版会 1997年
•樺山紘一ほか9名『岩波講座 世界歴史』全28巻・別巻1 1997-2000年
•義江彰夫 / 山内昌之 / 本村凌二『歴史の文法』東京大学出版会 1997年
•同上『歴史の対位法』東京大学出版会 1998年
•本村凌二『ラテン語碑文で楽しむ古代ローマ』研究社 2011年

監修
•『偉人たちにも黒歴史!? 世界史100人の履歴書』宝島社 2018年
•『30の「王」からよむ世界史』日本経済新聞出版社 2018年
•『東大名誉教授がおしえる やばい世界史』ダイヤモンド社 2019年
•『ビジュアルマップ大図鑑 世界史』東京書籍 2020年
•『30日で学ぶ人類史学手帳』日本能率協会マネジメントセンター 2020年
•『東大名誉教授がおしえる! 建築でつかむ世界史図鑑』二見書房 2021年
•『教養としての「ラテン語の授業」』ダイヤモンド社 2022年
•『胸アツ戦略図鑑 逆転の戦いに学ぶビジネス教養』サンクチュアリ出版 2023年
•『世界の移民歴史図鑑』原書房 2023年
•『カラー版 世界の教養が身につくローマ史の愉しみ方』宝島社 2023年
•『古代ローマ解剖図鑑』エクスナレッジ 2024年
•『古代ローマ帝国大図鑑』河出書房新社 2024年

編集
•KODAI: Journal of Ancient History
Vol.1 (1990) / Vol.2 (1991) / Vol.3 (1992) / Vol.4 (1993) / Vol.5 (1994) / Vol.6-7 (1995/96) / Vol.8-9 (1997/1998) / Vol.10 (1999-2000) / Vol.11-12 (2001/02) / Vol.13-14 (2003/04) / Vol.15 (2005-08)
(editorとしての編集活動に対して地中海学会賞受賞)

シンポジウム主宰
•International Symposium on Ancient Mediterranean World. 16-18 April, 2004 Sanjo Conference Hall, University of Tokyo

論文等
•「「クリア」の歴史的性格――帝政期北アフリカ属州史の一断面――」『古典古代の社会と国家』弓削達/伊藤貞夫 編 東京大学出版会 1977年 pp.265-301.
•「ローマ帝国における貨幣と経済――3世紀「通貨危機」をめぐる研究動向」,『史学雑誌』第88編第4号(1979年4月)pp.42-72.
•「帝国通貨と属州都市の貨幣鋳造権――セウェルス朝期経済史の一側面――」,『西洋史学』第115号(1980年)pp.40-54.
•「属州バエティカの都市化と土着民集落」『西洋古典学研究』ⅩⅩⅩ(1982年)pp.78-107.
•「イベリア半島の戦火」『世界の戦争2 ローマ人の戦争 名将ハンニバルとカエサルの軍隊』吉村忠典 編 講談社 1985年 pp.91-128.
•「パンとサーカス――地中海都市における民衆文化のひとつの原像として――」(〈共同研究〉地中海都市の文化構造)『地中海学研究』Ⅸ(1986年)pp.7-14.
•「ローマ帝国における「性」と家族」『ギリシアとローマ――古典古代の比較史的考察』弓削達 / 伊藤貞夫 編 河出書房新社 1988年 pp.275-300.
•「ローマ世界における嬰児遺棄と奴隷制――パピルス文書のコプレウスをめぐって――」『歴史と文化ⅩⅥ』16号――歴史学研究報告第20集――(東京大学教養学部人文化学科紀要第87号)東京大学教養学部歴史学研究室 1988年 pp.68-116.
•「ローマ世界における嬰児遺棄と奴隷制(続)――小アジアのトゥレプトスをめぐって」『歴史と文化ⅩⅦ』17号――歴史学研究報告第21集――(東京大学教養学部人文化学科紀要第92号)東京大学教養学部歴史学研究室 1990年
•「「性の歴史」を想像する――ローマ社会史への雑感」『歴史を旅する』木村尚三郎 編 TBSブリタニカ 1992年 pp.39-59.
•「「結婚」と女性の地位――「姦通」をめぐる意識の変化――」平成2・3年度科学研究費補助金(一般研究C)研究成果報告書(研究代表者:宮本久雄)1992年 pp.25-29.
•「チェスター:ローマ帝国北辺の地中海都市」『地中海学研究』ⅩⅥ(1993年)pp.139-155.
•「ローマ社会における「商人」の多様化」平成4・5年度科学研究費補助金(一般研究B)研究成果報告書(研究代表者:勝俣鎮夫)「商業交易と生活習俗の変容――比較社会史的考察」1994年 pp.1-9.
•「文明の逆説 異民族とローマ帝国の場合」(平成5年度日本小型自動車振興会補助事業)『民族と国家の文明史的研究』財団法人 地球産業文化研究所 1994年 pp.1-6.
•「剣闘士のエロティシズム 歴史のなかに欲望を読む」『知の理論』小林康夫 / 船曳健夫 編 東京大学出版会 1995年 pp.184-198.
•「この世は恥辱と悪徳に満ち満ちているか――古代地中海社会の世界観モデル」『地中海 終末論の誘惑』,蓮實重彦 / 山内昌之 編 東京大学出版会 1996年 pp.154-167.
•『西洋古代史研究入門』東京大学出版会 1997年.所収項目:「ローマの人口動態」pp.189-192./ 「パンとサーカス」pp.192-195./ 「ローマの識字率」pp.195-196./「属州統治と「ローマの平和」」pp.219-220./「属州ヒスパニア」pp.220-221./「属州エジプト」pp.225-226./ 「属州ブリタニア」pp.228-229.
•「遊牧のローマ帝国」『帝国とは何か』山内昌之 / 増田一夫 / 村田雄二郎 編 岩波書店 1997年 pp.137-154.
•「夢のお告げ――古代人の心をのぞく」『歴史の文法』東京大学出版会 1997年 pp.3-16.
•「異教のイエス」『歴史の対位法』東京大学出版会 1998年 pp.93-106.
•「地中海世界と古典文明」(古山正人と共同執筆)『岩波講座 世界歴史4 地中海世界と古典文明 前1500年――後4世紀』岩波書店 1998年 pp.3-81.
•「帝国と支配」(鶴間和幸と共同執筆)『岩波講座 世界歴史5 帝国と支配――古代の遺産』岩波書店 1998年 pp.3-59.
•「ジェンダーとセクシュアリティ」『岩波講座 世界歴史1 世界史へのアプローチ』岩波書店 1998年 pp.159-183.
•「ローマ人の読み書き能力」『書物の言語態』宮下志朗 / 丹治愛 編 東京大学出版会 2001年 pp.31-50.
•「モミリアーノ」『20世紀の歴史家たち(4)』尾形勇 / 樺山紘一 / 木畑洋一 編 刀水書房 2001年 pp.253-265.
•「奴隷制社会論」伊藤貞夫 / 樺山紘一『地域文化研究Ⅰ 地中海世界の歴史像』放送大学大学院テキスト 2002年 pp.71-85.
•「「パンとサーカス」の社会史」『同上書』pp.86-97.
•「古代末期社会論」『同上書』pp.98-111.
•「古文書学と碑文学――古代ローマ史の事例」東京大学教養学部歴史学部会 編『史料学入門』岩波書店 2006年 pp.15-30.
•「帝国支配の負を見る視点」モンテスキュー『ローマ盛衰原因論』井上幸治 訳 中央公論新社 2008年 pp.1-17.(解説)
•”The Practice oh Exposing Infants and Its Effects on the Development of Slavery un the Ancient World”in Forms of Control and Subordination in Antiquity,edit by Toru Yuge and Masaoki Doi(The society for Studies on Resistance Movement in Antiquity)Tokyo,1988.pp.410-415.
•”An Approach towards a Comparative Study of the Roman Empire and the Ch’in and Han Empires”,KODAI:Journal of Ancient History,VOl.Ⅱ,1991.pp.61-69.

監訳
•ケヴィン・グリーン『ローマ経済の考古学』池口守 / 井上秀太郎 訳 平凡社 1999年.
•アントニオ・ヴァローネ『ポンペイ・エロチカ』広瀬三矢子 訳 PARCO出版 1999年8月.
•キース・ホプキンス『神々にあふれる世界』上下 小堀馨子 / 中西恭子 訳 岩波書店 2003年.

編訳
•『西洋古代史料集』(古山正人ほか5名)東京大学出版会 1987年 / 第2版 2002年.

翻訳された著書
•『30の「王」からよむ世界史』[韓国語版]2019年
•『教養としての「世界史」の読み方』[韓国語版]2019年
•『はじめて読む人のローマ史1200年』[韓国語版]2016年
その他多数

その他
•「読売新聞」「毎日新聞」「産経新聞」「熊本日日新聞」 週刊「エコノミスト」週刊「ダイヤモンド」などに書評、エッセイ多数

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